友が日本を旅立った夜。お金は出会いのためのチケットだと思った話

お金は出会いのためのチケットだと感じた夜、港の灯りと飛行機を背に佇む三度笠の浪士のアイキャッチ画像

※この記事には広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。この記事は、NAVYの友が日本を旅立った夜に「出会いのチケット」について考えた記録です。


出会いのチケットという言葉が、妙に頭に残った夜でした。
2026年5月某日。
NAVYの友人が日本を旅立つ夜でした。

「NAVY」というのはアメリカ海軍のことで、仕事で日本に来ていた人です。
次の任地が決まったらしく、行き先は「まあ、日本から西の方向」とだけ教えてもらいました。
こちらも根掘り葉掘り聞ける雰囲気ではありませんでしたし、軍の仕事というのはそういうものだろうと思ったので、そういうことにしました。

「行くな」とは言えませんでした。
というか、言える言葉の引き出しを探したのですが、それらしいものが出てこなかった、という方が正確だと思います。

テキーラとカラオケと、あれはたぶんひどい声だった

夜の港を望む店内で、三度笠とかっぱ姿の浪士がテキーラグラスとマイクの前に静かに座っている挿絵

最後の夜は、大袈裟なことは何もしていません。

テキーラを飲んでいましたし、カラオケも歌っていましたし、英語と日本語が混ざりあった会話を何時間もやっていました。
3杯目あたりで自分が英語で話しているのか日本語で話しているのか判断がつかなくなったのですが、向こうも似たような状態だったと思いますので、おあいこということにしました。

カラオケで何を歌ったかは正確には覚えていません。
ただ、声の状態はあまりよくなかったと思います。
向こうは何も言いませんでした。それが友情というものだと思っています。

別れ際に握手をして、何か気の利いたことを言おうとしたのですが、出てきたのは「じゃあ」くらいでした。
29年間公務員をやっていた人間の餞別の言葉がそれで、自分でも少し固まりました。
思えば、公文書もだいたい「以上」で終わっていましたので、書き手の性格が出たのかもしれません。

会いに行きたい、と思った。

友人の実家はオアフ島にあります。「落ち着いたら遊びに来い」と言ってくれました。

オアフ島というのはハワイの島の中でもホノルルがある島で、太平洋のど真ん中に位置しています。東京からだと飛行機で8時間くらいかかります。
「8時間くらい」という数字の感覚が体にないあたり、そう簡単に行ける場所でもないのかもしれません。

でも、今回ばかりは「本当に行きたい」と思いました。

向こうで英語でちゃんと話せる人間でいたい、とも思いました。カラオケの声はともかくとして、英語の方はもう少しどうにかなるはずです。
たぶん。。。

帰り道、イヤホンで音楽を聴きながら、さっきまでの会話を何度か思い返していました。
英語も、音楽も、旅も、結局は「ちゃんと聞き取れるか」で少し変わるのかもしれません。

お金は、出会いのチケット

「行きたい」と思った夜というのは、そこから先のことまで芋づる式に考えてしまいます。「飛行機代がいる」「宿がいる」「休める時間がいる」「そもそも行ける状態でいる必要がある」という話がつながってきます。

贅沢がしたいわけではないのが面白いところで、オアフに行きたいというのは豪遊の話ではなくて、ただ友人のいる場所へ行きたい、それだけです。
でも、それだけのことにも、お金は要ります。

お金は贅沢ではなく大切な人に会いに行くためのチケットだと考える浪士の挿絵

社会人になって長くなると、「行けたらいいな」で終わる出来事が、思いのほか積み重なっていく気がします。
友人の結婚式に出られなかったとか、久しぶりに会いたい人がいるのに交通費が重いとか。お金がないから動けない、というのは「会うことを諦める」という形で、わりと静かに日常に混じっています。

お金は、大事な人のところへ飛んでいくための、出会いのチケットです。

贅沢品ではなくて、チケット。
その発想が、あの夜に少しはっきりしました。

英語の方は、オンライン英会話でも始めようかと真剣に考えています。格好のつかない餞別をした手前、オアフくらいはちゃんと話せる状態で行かないとまずい、という気持ちもあります。

出会いのチケットを買える状態でいたい

このブログで書いていることは、副業だとかアフィリエイトだとかブログ収益化だとか、読んでいて爽快な話ではないと思います。
行政書士事務所を開いたのに食えなかった話(「行政書士事務所を開いたが、すぐには食えなかった話」に書いています。)も、副業に応募しても返事が来なかった話(「副業に応募しても返事が来ない問題」に書いています。)も、まあそういう話ばかりです。

でも、別収益を作ろうとしている理由のひとつは、「行きたいときに行ける人間でいたい」という感じに近くて、数字を追いたいというよりも、「ちゃんとチケットが買える状態でいたい」という話です。

出会いのチケットを買える状態でいること。
それは、贅沢というより、会いたい人に会う選択肢を残しておくことなのだと思います。

オアフまで飛ぶための費用は突飛な額ではありませんが、それをためらわずに出せる状態でいるかどうか、というのはわりと違う話だと思っています。

まとめというより、ひとりごと

友は、もうすでに日本を離れています。

次に会えるのが1年後か3年後かも分かりませんし、そもそも会えるかどうかも分かりませんが、「その時に行けない」という状況だけは避けたいというのが、今のところの動機になっています。

「じゃあ」という餞別しか言えなかった手前、せめてオアフくらいは行けるようにしておかないと格好がつかない、というのもあります。

まあ、そういうことを考えながら、今日もブログを書いています。

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