ブログ専門用語は、書いている本人が思う以上に、読者を置いていくことがあります。
知人に、このブログを読んでもらいました。しばらくして、感想が返ってきました。
「専門用語ばかりで、途中から分からなくなった」
はい。刺さりました。的確に刺さりました。
まるで、道端に落ちていた小石につまずいたと思ったら、実は自分で置いた石だったような気分です。浪士、自作自演で転ぶ。
ブログ専門用語に、書いている本人はすっかり慣れていた
このブログを始めてから、SSL、サブドメイン、ASP、Search Console、サイトマップ、WordPressと、次々と新しい言葉を覚えました。
覚えた、というより、使いながら感覚でつかんできた、という感じです。
だから、記事の中でもその言葉をそのまま使っていました。自分には当たり前になっていたので、読者にもなんとなく伝わるだろうと思っていたのです。
ところが、知人の目線で読み返してみると、たしかに最初の3段落くらいで言葉がつっかえます。
「このSSLってなんですか」「サブドメインって何をする場所ですか」「ASPって何の略ですか」
正直、私も最初は分かりませんでした。それを忘れていました。
人は、少し覚えると、覚える前の自分をすぐ忘れます。なかなか都合のいい生き物です。私も例外ではありませんでした。
ブログ専門用語が分からなくて黙って去る人が、ほとんど
知人は、「分からない」と言ってくれました。
これは、実はかなりありがたいことです。
実際には、分からなくてもほとんどの人は黙って離脱します。
「分からない → 読むのをやめる → 戻ってこない」
この流れは、読者の数字にはなかなか見えません。
アクセス解析で見えるのは、来た人の数やページを見た回数です。けれど、言葉で詰まって静かに去っていった人の表情までは見えません。
だから、「専門用語ばかりで分からない」と言ってくれた知人は、かなり貴重な存在でした。
黙って帰る人の代わりに、声を届けてくれたようなものです。
ありがたい。痛いけれど、ありがたい。耳に優しくない薬ほど、効くことがあります。
アフィリエイトブログで専門用語を放置するのは、広告の前に問題がある
アフィリエイトブログで広告リンクを貼っても、読者がその前の段階で離脱していては意味がありません。
読者が記事を読む。内容を理解する。「これは自分に関係がある」と感じる。そこで初めて、広告リンクを踏む可能性が生まれます。
この流れのどこかで詰まると、収益化は成立しません。
ブログ専門用語で詰まることは、記事の最初の関門です。ここを越えてもらえないと、商品紹介も、比較も、体験談も、その前で終わります。
広告以前に、まず文章が読まれていない。これはなかなか厳しい現実です。
店を開いたのに、入口の看板が暗号で書かれているようなものです。そりゃ入りません。私なら帰ります。

ブログ専門用語は、かみくだくだけでいい
専門用語を全部なくす必要はありません。
むしろ、正確に伝えるためには、その言葉を使った方がいい場面もあります。
ただ、初めて出てきたときに、一言説明を添える。それだけで十分な場合が多いです。
私が当時知らなかった言葉と、今ならこう説明する、という一言を並べておきます。
- SSL:サイトの通信を暗号化する仕組み。URLがhttpsになるやつ。
- サブドメイン:ひとつのドメインの中に作る別部屋のようなURL。「blog.〇〇.com」の「blog」の部分がそれ。
- ASP:アフィリエイト広告を探して貼るための仲介サービス。A8.netやもしもアフィリエイトなど。
- Search Console:Googleに自分のサイトを確認してもらうための管理ツール。記事が検索に出ているかどうかを確認できる。詳しくはGoogle Search Console ヘルプでも確認できます。
- サイトマップ:ブログ内のページ構造を検索エンジンに伝えるためのファイル。地図のようなもの。
- WordPress:ブログやサイトを作るための仕組み。管理画面から記事を投稿・編集できる。
- アフィリエイト:記事から商品が申し込まれると報酬が入る仕組み。
- PR表記:広告を含む記事だと読者に分かるようにする表示。記事の上部などに入れる。
書いてみると、どれも一行で説明できます。
最初から一行添えるだけで、ずいぶん読みやすくなります。
ブログ専門用語そのものが悪いわけではありません。問題は、説明なしで当然のように置いてしまうことです。
読者は試験を受けに来ているわけではありません。記事を読みながら、いちいち別タブで調べたいわけでもありません。
そこを忘れると、書き手だけが気持ちよく専門用語を並べる、なかなか渋い独演会になります。客席は、たぶん早めに空きます。
これ以降の記事で直すことにした
今後のこのブログでは、専門用語が初めて出てくるときに、一言説明を添えることにしました。
ルールは単純です。
「初めてその言葉を使う記事では、カッコ書きまたは文中で一言かみくだく」
これだけです。
長く説明しすぎると、本文の流れが止まります。だから、一行で終わらせます。
本文より説明が長くなりそうなときは、別の言葉で言い換える方が早いこともあります。
たとえば、「Search Consoleでインデックス登録リクエストをする」と書くより、「Googleにこの記事を見つけてもらうための確認作業をする」と書いた方が、最初は伝わりやすいかもしれません。
正確さと分かりやすさの間で、ちょうどいい場所を探す。これもブログ運営の作業なのだと思います。
まとめ:分からないと言ってくれた知人に感謝する
「専門用語ばかりで分からない」
これを言ってくれた知人の一言は、かなり正直なフィードバックでした。
しかも、言ってくれただけでも十分ですが、実際に読んでいた、という事実もあります。
読まれないより、読んで詰まった方が、まだ可能性があります。詰まったところを直せば、読まれるかもしれません。
ブログは、完成してから始まるわけではありません。
読まれて、引っかかって、直して、また読まれる。その繰り返しです。
ブログ専門用語を知っていることよりも、それを知らない人にどう伝えるか。その方が、たぶん大事です。
浪士、まず自分の使った言葉を見直すところからです。
このブログでWordPressや各ツールの選び方を整理した記事は、「アメブロではなくWordPressを選んだ理由」「ブログ開設初日にやったこと全部まとめ」にあります。



















